いろいろ語らせてください!

知識と語彙のないオタクが頑張って音楽を紹介したりします

我儘ラキアはとっても"弱い"のかもしれない

けどそれが、彼女たちの深みを増している。気がする。的な。

 

 

本題に入る前に、まずは今回参加したライブの感想などを。

 

11/8、我儘ラキアの『KillboredomTOUR 2020』に参加してきました。僕がラキアのライブに参加するのは2/29のO-WESTワンマンぶり。期間にすると実におよそ8ヶ月ぶりということになります。

とはいえ今回のライブは当時とは違い

・座席指定

・声出し禁止

という制限有りでのライブ。まあはっきり言ってしまうと観客が受動的に楽しむことしかできない、という状況が強制されていたわけです。

 

そんな我儘ラキアのライブですが、感想を一言で述べるとすれば「過去最高」でした。今まで通り最高!ではありません。過去最高。ナンバーワンです。少なくとも2月の末以来ラキアのライブを観ていなかった僕からすると、そう言い表す以外には表現のしようがありません。自然と体が揺れ、涙が溢れ、笑顔になって。そんな感覚は本当に久しぶりでした。

 

さて、今回書きたいことの本編はライブの感想ではないので、この辺りで。

 

で、本題ですが。今回のライブのMCなどから感じた我儘ラキアの在り方、とでも言いますかね。それを書いてみようかなと。以前より僕は我儘ラキアは「寄り添ってくれる、背中を押してくれる」、そんなグループだと主張していました。そう感じさせる根底には何があるのか、ということに関してはわからずじまいだったわけですが、今回それが見えたように思いました。

 

それが、彼女たちの持つ弱さです。

 

我儘ラキアの楽曲、パフォーマンスはとても力強い。それは見たこと聴いたことがある人なら誰しもが感じるところだと思います。ただ、それでは彼女たち自身が強いのかどうかと言われるとそうではないんだなあと、今回思わされました。コロナウィルスの世界的大流行。それに伴う

 

「当たり前が当たり前ではなくなっていく不安」

 

それは当然、我儘ラキアの4人も感じていたわけです。

 

ただ、彼女たちは自身のその弱さを否定はしてないと思うんですよね。それを受け入れた上で

 

「それでも強くいよう」

 

そうやってこの期間を乗り越えてきたように思います。不安だからこそ「Don't fear a new day」、明日を恐れないで。そうやって歌うんです。僕らが過ごしてきた日々は間違いじゃなかった。僕が明日の光になる。とかね。

 

なんていうか、弱い人がそれでも強くあろうと、そしてその言葉を僕たちに届けようとしてくれるからこそ気持ちって伝わるし、寄り添ってくれてるなぁ背中押されるなぁって感じるんじゃないかなって思うんですよ。

 

もしかしたら本人たちは弱いって言われることは嫌がるかもしれないんですけどでも、我儘ラキアが絶対的強者みたいになってしまったらもうそれは我儘ラキアではないと思うんですよね。なんだかすごく抽象的な物言いで申し訳ないのですが、そうなんじゃないかなって思います。

 

ここまでつらつらと書いてきましたが、実際のところはよくわからん。ただ少なくとも僕はそうなんじゃないかって思うな。という程度の話であります。

 

少なくとも僕が言えるのは、我儘ラキアにはこのままの形で大きくなっていって欲しいなということだけです。

 

おわり。