いろいろ語らせてください!

知識と語彙のないオタクが頑張って音楽を紹介したりします

Wake Up, Girls!ファイナルツアーの振り返り

こんばんわぐ。

 

ワグナーの諸君、いかがお過ごしだろうか。ついに今週、Wake Up, Girls!のファイナルライブ、もとい「解散ライブ」が03/08、金曜日に執り行われる。

 

ここ数週間、ライブの度にお気持ちを表明していた僕だが、そんな暗い顔ばかりしてもいられないのでここで、ファイナルツアーの振り返りでもしてちょっと楽しい気持ちになってみようと思う。

 

ちなみに本記事で振り返るのは筆者が参加した公演のみの振り返りであるため、金欠に金欠を極めた筆者はそれほど多くの公演に参加できたわけではないということを先にご理解いただきたい。

 

参加公演は、岸和田、熊本、徳島、愛知のみだ。

 

それでは、初めて行こう。テンションあげてくぜ。

 

 

 岸和田公演~初めてのWake Up, Girls!

まず、岸和田。これが僕の初WUG現場である。やはり初めて、というのはどこか特別なものがある。

さらに言えばこの岸和田公演、唯一チケットを自分で取った公演でもある。他の公演が他人に譲ってもらったものであるのに対し、こちらだけは勢いで一般のものを購入した。今のお財布事情を思えばなんてことをしてくれたんだ!と思わなくもないが、ワグナーの立場から言わせてもらえばグレート!と思わず親指を立てたくなるほどの素晴らしい行いであった。

 

ただこの岸和田公演、参加したのは4公演中の1公演のみであった。10/07の昼公演のみである。

 

この岸和田公演はツアーパート2のスタートの公演でもあった。まだよく事情がわかっていなかった当時の僕は客入りのBGMにやたら反応を見せるワグナーを多く見かけ「なんでこんなに公演を重ねてるのにそんなに反応してるんだろ?」と内心疑問を抱いていたりした。

 

さて、そんな岸和田公演、パート2のセトリ等は語り尽くされているところなので割愛するとして、このツアーでの目玉とも言える「企画コーナー」について振り返ろうと思う。

 

岸和田での企画コーナーは大阪出身の我らがセンター吉岡茉祐が担当だった(なお現在ではすっかり水色のオタクの僕だが、スタートは赤推しであり、岸和田も凱旋で企画コーナーを頑張るとの話を聞いてチケットを取ったという経緯も実はある。FANTASIAはこの岸和田以外は参加しておらずタオルもMAYUとデカデカと書かれたものしか所持していない)

 

赤推し、とは言ったものの当時はほとんどWake Up, Girls!吉岡茉祐は知らず、知っていたのはナナシスでの吉岡茉祐の姿だけだった。イメージ、イケメン。ホラーゲームで悲鳴をあげまくっている姿は面白さはあれどまだ受け入れきれていない、という程度の時期だった。

 

そんな僕の目に飛び込んでくる光景。

 

コントをする7人。

 

6人がボケる、まゆしぃが全員にひたすらにツッコミを入れていく。

 

なんというか、衝撃だった。そもそもライブでコントをするアイドルグループの話を今まで聞いたことがなかったのでかなり驚いたし、「あの吉岡茉祐がコントを企画!?」と、当時の僕は本当に驚かされた。

 

その時点で、WUGというグループの秘めたる可能性というか、自由さというか、柔軟性というか、そういうものの虜になってしまったのだと思う。

 

そしてもう一つ、ワグナーにも驚かされたことがある。それがコールの「強さ」である。当時もブログに書いた気がするが、とにかくコールの声が大きくて驚いた。ものすごい圧だった。と言い表すのが正しいかもしれない。圧倒された。

 

あと岸和田といえば、制作秘話からのPolarisの流れの秀逸さである。はっきり言ってあんなの泣かないはずがないのである。Polarisで涙したWUGを知らない人のアニサマの感想からWUGに興味を持った僕としては、間接的とはいえこのPolarisはすでに特別な曲であった。そのPolarisが一体どうやって作られたのか、その話を聞いてから聴くPolarisの味わい深さは一級品だった。ちなみにこのPolaris制作秘話は、朗読劇として披露されたのだが、脚本はまゆしぃらしい。

 

このように岸和田公演は吉岡茉祐の凱旋公演ということもあり、存分に彼女らしさなどが発揮された公演だった。

 

 

熊本公演~青山吉能の決意の一端~

次に僕が参加したライブは01/05に行われた熊本公演である。この熊本公演はパート3「KADODE」の幕開け公演であり、愛されリーダー青山吉能の凱旋公演でもあった。

 

セトリについては触れない、と先程言ったがこちらでは少し触れてみようと思う。まず、冒頭の少女交響曲少女交響曲はパート2でアンコール曲の最後の曲として披露されていた。その少女交響曲が、パート3のトップバッターとして披露される。自分としてはなんだかあの岸和田からまた「戻ってきたんだ」というような感覚に陥ってしまい、一瞬にしてライブに引き込まれた。また、紗幕を使った演出もよく、イントロが流れ始めワグナーたちが「Wake Up, Girls!」と彼女たちの名前を叫んだところで幕が下され、その日の衣装が披露される(パート3は衣装が日替わりだった)という演出によりどれだけの歓声を七人が浴びたかは言うまでもない。

 

その熱量を持ったまま2曲目には満を持して披露される素顔でKISSME。あの時点で熊本が世界で一番アツい場所になっていたこともまた、語るまでもないことだ。

 

さらにパート3で外せないのが新曲の披露である。MONACA作曲陣からのWUGへのプレゼント(作詞は全て只野菜摘)、そのうちの一つ広川恵一氏作の「言葉の結晶」が披露された。この曲は4曲ある新曲の中でも異彩を放っており、熊本の会場を異様な緊張感で包み込んでしまった。(クラップの話をしてはならない)

 

そしてもう一つ触れておきたいのがラストのあの曲。そう、極上スマイルである。個人的にパート3の最後を飾るのはこの曲だろうと予想していたこともありMCに不自然な「笑顔」という単語が出てきたあたりで思わず感嘆の声を漏らしたものだ。

後述するが、熊本公演では青山吉能企画の諸々で散々泣き果てていたワグナーだった。がしかし、極上スマイルの手にかかれば本当に「極上のスマイル」になってしまうもので、公演終わりにはみんな「最高だったわ〜〜」などと言いながらホールの外へと退場して行くのだった。

 

さて、ここから企画コーナーについて書いていきたい。当時ブログで散々書いたような気がするので、そちらを読んでいただければと思うが、まあとにかく、涙なしには向き合うことのできないような企画だった。とはいえただただ辛いというものではなく、そこに見ることができたのは挫折、後悔などを背負いながらも強く生きていくひとりの少女の物語であった。タチアガった少女の姿だった。

詳細はこちらを参照されたい↓

1mas.hatenadiary.jp

 

ちなみにこの企画コーナーを受けて僕の中にある決意が固まったのだが、それはまた別の話なのでここでは触れないでおこうと思う。

 

徳島公演~誘え!ななみんワールド!~

さて、舞台は変わり日はだいぶ飛んで次は02/08の徳島公演である。徳島公演に関しては、ライブももちろんのこと、その他にも様々な思い出がある。

まず、早朝から推しのウインドブレーカーのために物販に並んだことは当然初めての経験だった。そもそも開始の数時間も前から並ぶなどそれまでは考えたことすらなかったものである。しかしそれにより無事ウインドブレーカーをゲット、ことなきを得た(めちゃくちゃ寒かったが)

次に、初めてWUGの現場に知り合いを連れて行ったのもこの徳島公演だった。大学の先輩にあの手この手で布教を進めてついに連れて行くことに成功した。これだけ誰かに見て欲しい、知って欲しい!と思わせる魅力を持っているユニットは果たして今後自分の前に現れるのだろうかと考えてみるが難しいかもしれない。

そして、他コンテンツの話にはなるがライブの翌日に温泉むすめのトークイベントが羽田空港であり、そのためにライブ後東京に即向かったことも印象的な思い出の一つである。メンバーのうち、青山吉能奥野香耶の二人がそのイベントに出演したがそこでのMCで最近行った場所という話題で「徳島に…」という回答をし、会場に「皆さんの中にも徳島から来た方いますよね〜」と振ることで笑いを誘うという場面もあった。

あと、あまり言うと紫推しから嫌われそうなのだが、ステージ上ではないところで山下七海さん本人を見かけることができたのもやはりかなり印象深い出来事の一つであったことは間違いない。(ファン向けではない彼女の姿も非常に可愛くて推し変しそうになったことはここだけの秘密である)

 

ライブ本編の企画コーナーでは徳島出身メンバーのななみんこと山下七海による企画が行われた。人気曲のオオカミとピアノやワグ・ズーズーの披露や、徳島県のことを歌った「ここにしかない徳島」を山下七海さんが歌ったりと、大盛り上がりかつほっこりする企画コーナーとなった。徳島県ゆるキャラであるすだちくんの登場や、ステージ上で眠る(ずっとやりたかったらしい)ななみんなど自由さも満開であった。そんな徳島とななみんの独特の空気にあてられたのかメンバーもこの徳島ではかなり自由に振舞っていた印象があった。

 

愛知公演~ハッピーバレンタイン!~

そして徳島の翌週02/16,17、迎えるは誰の凱旋でもない愛知公演である。

僕は本公演に関しては17日のみの参加となった。また、この愛知公演が僕自身にとっては最後のツアー公演であり、感極まる場面もより多かったように思う。企画コーナーではキャラソンメドレーとバレンタイン企画が行われ、バレンタイン企画の部分では「恋愛サーキュレーション」が披露された。最近、平成アニソン大賞のキャラソン賞を受賞したこの曲、まさかWUGのライブで聴くことになるとは思わなかった。

そしてまたしても紫推しに嫌われそうだが、夜の部の方で山下七海さんからしっかりと目線をもらった上でチョコを優しく下投げでいただいてしまった。優しいな、ななみん…! ちなみに席は2階席だったのだが、推しの青山吉能さんはというと一階席の方から必死に二階に投げようと頑張るも届かない、という姿をちらっと目撃した。ピッチング練習してね。という気持ちである(そもそも座席の位置的にもらえる位置ではなかったことは言うまでもないことである)(徳島に続き山下七海さんに縁があるので再度推し変しそうになったこともまた言うまでもないことである)

さらにちなんでおくとライブ時、水色のTシャツにかやたんとよっぴーのタオルを首にかけていて、さらにはペンライトの電池を切らしてしまった(ズボラなので)ため素手であったにもかかわらず、チョコを投げてくれたので山下七海さんは超絶優しいのだ。ということを重ねて記載しておこうと思う。

 

 

総括

さてさて、こんなところであろうか。なんだかやけに堅苦しい文章を書くのに慣れてしまってフランクに書けなくなってしまった。今回は楽しい記事にしよう!などと考えていたのにこの有様だ。

 

まあしかし、内容自体はそれほど重苦しい感じにはならなかったのではないかと思う。実際そうなりそうな要素についてはほとんど語らないように気をつけたつもりだ。

 

Wake Up, Girls!の卒業まで、日は近い。卒業といえばやはり「旅立ちの日に」を思い出す人が多いと思うが、僕もその一人で、初めは湿っぽく始まるのだが徐々に盛り上がり最後に「この広い 大空に」と未来へ羽ばたいていく様子を描いて終わっていくのであるが、この様子はそういえばWUGのライブでもよく見たなとふと気づいた。

 

やはりライブの随所で湿っぽくなってしまうことはいくつもあった。しかし、最後には笑顔で終わる。その笑顔はどこか未来への希望に満ちている…ような気もする。

 

さて、すっかり目的を忘れ始めているので初めに立ち返ってみたがどうやら「ツアーを振り返って楽しい気持ちになりたい!」という目的のもとこの記事に取り掛かったようだ。結果として僕自身は割とその目的を達成していて、今心は結構満たされている。これを読んだ方は、時間の無駄だったわ!けっ!なんて思っているかもしれない。それは申し訳ないと思わないでもないが、せっかくの機会なのであなたも振り返ってみたらどうだろうか。ついでにブログにでも文章を投げてみるといい。

 

彼女たちとの想い出は自然に極上のスマイルをくれるはずである。