WUG愛知一宮公演感想 僕の千秋楽
今回は公演の内容云々よりも感情的なことばかり書いてしまった気がします。
いつも通りテンションがグラグラですが、結構何回かに分けて書いているのでそうなってるんです。あまり気にしないでもらえると助かります。
なんだか毎回似たような書き出しでスタートしているような気もするが、気にしないようにしよう。
僕の愛知公演は中部空港に向かう飛行機の中から始まっていたように思う。
今回の愛知公演は僕にとってのWUGファイナルツアー千秋楽だった。
僕にとって最初で最後のWake Up Girls!のツアー。その最後の公演。色々な考えが巡った。ツアーへの参加はもちろんのこと、自身の将来のことやSSAに向けたフラスタ企画を立てたりなど。様々なことで目まぐるしく過ぎて行く日々。そんな日々の中でWake Up, Girls!は僕の中で日増しに大きな存在になっていた。毎日のメンバーのブログ、SSAのチケット完売、3月以降のメンバーの活動、ことの大小に関係なく、様々なことに一喜一憂する日々。ワグナーになってからの半年もない時間の中での沢山の出来事を思い出していた。
思い出して、少し寂しくなって、飛行機の中だというのに思わず涙を流したりした。CAさんが目の前だったので怪しまれたかもしれない。
行きの飛行機は何度か大きく揺れた。どこか緊張、動揺する僕の心と重なっているように思えた。
熊本公演の時にあいちゃん、永野愛理が「年末年始と同じぐらい、ワグナーとWUGの時間はすぐに過ぎ去って行くから大切にしよう」というようなことを言っていたなと、ふと思い出したりした。
SSAを前にツアーのファイナルでこんな気持ちになるのはどうなんだと思われてしまいそうだが、僕の個人的な考えとしてこのファイナルツアーがワグナーとWUGだけの時間。そしてSSAのライブは全ての人とWUGの時間だと考えている節がある。
ツアーの会場はどこもキャパが1000~2000程度のそれほど大きいとは言えない会場である。その分、客席とステージ上の距離感は非常に近い。故に「HOMEツアー」なのだと思う。
だからそんなツアーの自身の千秋楽公演を前に感傷的になってしまっているのだとご理解いただきたい。
また、僕にとっての千秋楽。という言い回しも妙に感じられてしまうかもしれないがこれはリーダー、青山吉能がどこかで言った「毎公演が誰かにとっての千秋楽」という主旨発言に基づいた考え方であることも一応、記しておこうと思う。
ここまで一つもうまく文章を書けていない気がする。こんなにうまく書けていない気がするのも珍しい。いつもそうだが、いつも以上に上手く言語化できてないというか。なんとなくでも「感じて」もらえると嬉しい。
さて、そんなこんなで人生で初めての愛知に降り立ったわけだが、実は僕の参加した公演はこれまで大阪(岸和田)、熊本、徳島と全てメンバー誰かの凱旋公演だった(そもそもほとんどが凱旋公演なわけだが、ここでは横須賀やパート3大阪、長野などのことを思い出している)。それ故にか、誰の凱旋でもない愛知はやけに新鮮な気持ちがした。ここで〇〇が暮らしてた~とかいう感慨よりも「初めてきたな~こんなところなんだ~」そんな感想を抱いた。
しかしまあ、2019年になってからすでに熊本、徳島そして愛知と、見知らぬ土地に3箇所も立ち寄っているとは、いやはや恐ろしい。思わずいやはやなどという死語を使ってしまうほどには恐ろしい。今まで東京大阪以外の場所など修学旅行か家族旅行でしか行ったことがなかった。それがものの2ヶ月で3箇所もの場所にライブを見に行くために訪れているのだから驚きだ。
ところで一宮に向かう電車の中の広告で「SeeとLookの違いを知れば、世界は、もっとおもしろい!」という広告のキャッチコピーを見かけたのだが、ワグナーは言われなくてもただ漫然と物事を見ている人よりもしっかりと意識を注いで何かを見ている人の方が圧倒的に多いよなぁと、なんとなく考えて感心した。だからこそこんなにもWUGのことを好きになれたのかもしれない。もしくはWUGが、そうさせたのかもしれない(なんの話をしているのか)
そうこうしているうちにWUGちゃんたちの愛知での最初の公演がスタートする。チケットを所持していなかったので当然参加できなかったが、キャラソンのパート1メドレーをしたという噂を聞きつける。
…泣いていいか?
いや、パート1が一番好きなので本当に、流石に病みました。WOO YEAH!をね、聴きたかったんですよ……。
しかし、先週の徳島でななみんがオオカミとピアノについてもう一度歌いたかったというような発言していたのでてっきりソロ曲はやらないものと思ってました。騙されましたね。おのれななみん。
そしてツイッターで恋愛サーキュレーションの文字を見かけて今何年だよと思いました。もしかしたらバレンタイン企画はやるかなあとは思っていましたが、まさか恋愛サーキュレーションを歌うとは。まあ、たしかにMONACA曲ではあるのですが、いよいよ自由度が増してきているなぁと感心させられました。
公演に参加してないのにこれだけ感想が出てくるですから、本当に末恐ろしいユニットだなと改めて感じます。
とか言いつつ迎えた2日目昼公演。
徳島以上に自由な7GW。スキノスキル衣装で披露されるスキノスキル。個人的に好きな恋?で愛?で暴君です!。まさかのまゆしぃプリンセス(かつプリンス)などなどを経て、ついに披露される、されてしまった
「さようならのパレード」
この曲が披露されることが告げられた瞬間、会場中に動揺、悲鳴のようにも感じる歓声が上がりました。
この曲は披露されるなら仙台、もしくはSSAが初だと思っている人が多かったと思います。
僕含め、少なくとも周りにいたワグナーはみんな多かれ少なかれ涙を流していたように思います。ただただ呆然と立ち尽くす。そんな経験をしました。
満を持してこの曲が愛知公演の2公演目で披露された理由は、おそらくかやたんのMCに答えがあったように思います。
「6回と5回の差は大きい。ここがちょうど、切なさと楽しさの境界線」
ついに、WUGちゃんのライブがツアーとSSA全て含めても片方の指に収まるまでになってしまいました。
早い。あまりにも。時は残酷です。平等に過ぎていく。機会は平等ではないにもかかわらず。
先に書いたように愛知が僕の千秋楽です。つまり、仙台には行けません。これを言い換えると、僕の参加できる公演は愛知公演が終われば仙台の4公演を除いたあと1公演のみなのです。だからこそ、この一回を大切にしたいと思えるわけですが。
話がどんどんわからない方向にシフトしている気がするのでライブの話に戻りましょう。
新曲披露からライブはラストスパートへ!といういつもの流れ。
いつもの流れなのですが、この日のBeyond the bottomは強かった。あまり安直には使いたくないのですが、まさにエモーショナル。さようならのパレードから引き継いだ会場の雰囲気を保ったままのこの曲はあまりには強かった。それに加えてセンター吉岡茉祐のここにきての進化。どこがどうすごいのか言語化できないことが大変にもどかしいのですが、彼女はこの土壇場とも言えるツアーファイナル後半戦でBeyond the bottomという曲を一つ上の段階に引き上げました。
凄まじかった。その一言が一番似合うそんなパフォーマンスでした。もはや暴力的と言っても良かったかもしれません。徳島の時以上に、全てを受け止めてくれるような力を感じました。
ちなみに僕はというとひたすらに立ち尽くし泣き続けました。
そしてタチアガレ→TUNAGOとライブは進んでいき、アンコール後ラストのMCが入ります。
思えば、ここのMCが伏線にもなっていたのかもしれませんね。
田中美海は言いました。
「WUGのライブは進化してるし、ワグナーも進化してる。タチアガレ!の最後のレの伸び方とかすごいよ。元々は私たちの拍に合わせてくれてたと思うんだけど、最近すっごい長いの。WUGちゃんへの想いが溢れてるんだろうね」
なるほどたしかに、自分もとにかく声の出る限り叫んでいるなぁとその時初めて気がつきました。
もう一つ、永野愛理はこう言いました。
「Polarisで肩組んでる人多くってびっくりした。星座って勝手に繋がれるじゃん? そうやって繋がっていくのがみんなが星になったみたいで素敵だなあって。もちろん強要はしないけどね!(ここは聞いた話だが前日のよっぴーのMCを引き継いでいる。16日の公演でよっぴーからPolarisの肩組みしてくれるの嬉しい。苦手な人もいるとは思うから強要はしないけどというような話があった模様)」
さて、ここからは夜公演について話しましょう。
僕はついに自身のツアー千秋楽を迎えるということで、とても緊張をしていました。とにかく悔いを残すことがないようにと。
正直な話、元々喉の調子が良くなく、ライブが始まる時点ですでに半分潰れているような状態でした。
でもそんなことは関係なかった。少女交響曲の冒頭から、ひたすら声を張り上げました。
そんな夜公演、一つ目に特筆すべきことはやはり「7senses」でしょう。
約束の地で待ってて
約束の時待ってて
約束の地で見ていて
約束の時見ていて
約束の地、約束の時。ファイナルライブが近づくことでいよいよこの歌詞が重みを増してきます。ましてや仙台公演に行けない僕にとって、この歌詞が刺さらないはずがありませんでした。おそらくなのですが、仙台に行けずこの愛知公演が千秋楽だったという人も一定数いたのではないでしょうか。実際そういう話をちらほら聞きました。
その後に聴く雫の冠。正直僕はこの曲はいい曲だけど泣くほどではないな。と常に思っていました。しかし、愛知公演まで来て初めてとてもこの曲が心にきました。
変わっていくものと変わらないもの
この夜公演、二つ目に書きたいことはプリンセスのこと。
なんと、昼公演はプリンセスまゆだったのに対し、夜公演はプリンセスよしのでした。いよいよ日替わりですらなくなったなと冷静に考えたら思わないでもないのですが、とにかく歓声が大きかったのがよっぴー推しの自分としてはとても嬉しかったです。熊本は関東の方からしたら遠い場所ですし、もしかしたらプリンセスよしのをはじめて見る人は多かったのかなと。よぴよぴプリンセス。
個人的な話としては、自身最後のファイナルツアー公演で推しのプリンセス姿をもう一度目に焼き付けることができて良かったなと思っています。熊本の時は涙で全然前が見えなかったので……
さてそして、夜も新曲枠で披露されたのはさようならのパレード。昼見た時はあまりにも泣き過ぎて何が何やらという感じだったんですが、夜は多少の覚悟ができていたのでステージをしっかり見ることができました。
振り付け、WUGのことが好きであればあるほどに涙腺を刺激してくるんですよね。MCでの言及もありましたがタチアガレ!から始まって、本当に今までの曲の振り付けが随所に盛り込まれています。そしてラストです。まあなんというか、その目で確かめて欲しいのでここではあえて書かないでおこうと思う(とっくにみんな知ってる気もするが)
そして曲披露後の鳴り止まない拍手。みんな本当にWUGちゃんのことが好きで好きでたまらないんだなと、愛を感じました。
さてさて、夜公演の本番はここからでした。え、まだ何かあるの? 参加してない人はそう思っても仕方ありません。というか参加した僕ですらここまですごいことになるとは思いませんでした。どの曲の話をしているのかというと、タチアガレ!です。デビュー曲がここに来てハイライトになり得るのかと思うのが当然なんですが、なり得てしまうのがWake Up, Girls!なんです。
Cメロの「嗤われてもいい 負けはしない タチアガレ!」という部分。いつも「負けはしない」の後にセンターの吉岡茉祐の煽りが入ります。その言葉は「一緒に」「行くぞ」「声出せ」だったり様々。その声に応えるようにワグナーはタチアガレ!の部分を合唱します。先程伏線だったのかもという話をしましたが覚えているでしょうか。そう、田中美海のMCです。このタチアガレ!の部分について言及をしていました。
それを受けてなのか、会場の空気からなのかわかりませんが、夜公演の煽りの言葉は上のどれでもなく「叫べぇ!」でした。その声に呼応するように本当に会場に割れんばかりのタチアガレ!が響き渡ります。ビリビリとしました。痺れた。初めて参加した時からWUGのライブ中のコールには驚かされてきましたが、まさかここまでくるとは思いませんでした。タチアガレ!というデビュー曲はこの時確かに、新たな段階へ踏み出したのです。ここに来てさらに一回り大きくなった。
その後は終演までずっと熱狂が渦巻いていた、というのが正しいでしょうか、とにかく異様な空気が流れていたと思います。あの会場にいた人間にしか味わえない熱。
アンコールの「Wake Up,Girls!」というコールも今までにないほど会場中に響き渡っていました。
そして、夜のラストMCはまた濃厚でした。
Polarisでの肩組みが本当に増えた。
ワグナーさんがそうやって繋がっていって、家族になっていくのが本当に素敵だなって思った。
SSAで初の人もいるだろうから、今日ここにいる人たちが引っ張ってあげてね。
ここにいる全員でするライブは今日だけのものです。最高でした。
今日のタチアガレ!を聴いてSSA、大丈夫だなって確信しました! まさにみんなの声が飛んできたって感じました。
私、こんな凄いメンバーと一緒にやってるんだなって思いました。
あと5公演って片手で数えられるんだよね。まだ受け入れられてない自分がいて。きっとみんな、そういう人も多いと思う。
寂しい。
と、まあこんな具合に。あえてメンバーはボカしてみたが、そもそも僕自身今回のライブはどうも記憶があまりなかったため正確なMCかもわからないためこのような形で書いてみた。
青山吉能が泣きそうになっているところを見て、会場全体がしんみりしてしまったが、すかさずフォローに入るみゅーと、すかさずフォローに入ろうとして2人に巻き込まれるまゆしぃ。若干ぎこちなさはあったものの、なんとか7人はいつもの調子を取り戻す。
よっぴー「寂しいとかしんみりすること言ってごめん!!!」
こうやって言えるのは、やっぱり彼女しか持っていない「強さ」なのだろうなと改めて感じた。
そしてラストは極上スマイル。あれだけ叫んで、しんみりして、泣いて……感情はもうぐちゃぐちゃだったけれど、やっぱり最後は笑顔で終わってしまう。楽曲の持つ力を改めて感じさせられたラストだった。
こうして僕のツアー千秋楽公演は幕を閉じた。楽しかった。ライブ終わりに、そう言わせてくれるWUGがやっぱり大好きだ。改めてそう認識させられた。
僕が次に7人に会うのはさいたまスーパーアリーナ。
仙台公演に参加できないという事実は、初めは辛いものでしかなかったが、今では仙台公演で成長した7人にSSAで再会できることを楽しみにしている自分がいる。また新しいステージへ進むという信頼感がある。3月、7人は一体どんな景色を見せてくるんだろうか。
期待に胸を躍らせて、約束の地で待つことにしよう。