いろいろ語らせてください!

知識と語彙のないオタクが頑張って音楽を紹介したりします

Wake Up, Girls!セブンティーン・クライシス 女の子は強いんだ

 

どうも、僕です

 

前回、Wake Up,Girls!の楽曲の一つである16歳のアガペーについての記事を書きました。

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ということで今回はセブンティーン・クライシスについて書きます(ざっくり過ぎる導入)

 

まずはセブンティーン・クライシス(以下セブクラ)という楽曲について。この楽曲はWake Up Girls!のベストアルバムの第二弾である『Wake Up Best! 2』にて初披露されました。作曲は広川恵一さん、作詞は只野菜摘さんが担当されています。

さて、お気づきの方も多いかと思いますが、このコンビはなんと

 

16歳のアガペーのコン

 

なのです…!!

 

そしてこの曲はセブンティーン・クライシス…16歳のアガペー的に訳すと17歳のクライシス…そう。

二つの楽曲の世界観は繋がっている

 

のです…!!!

 

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無駄に大文字などを使って大変見にくくなっておりますが茜ちゃんがこういってますし(突然のアイマス要素)

前回の記事では彼女たちの物語を我々が見ることはもうできませんが…などと感傷に浸ったのですが、なんと続いたわけです。嬉しいですね。

 

さて、そんなこちらの楽曲なのですが、歌詞の話に入る前にまずは曲についてです。これ、ライブで聴くと超楽しい。しかしこの曲、全体曲ではなくみにゃみ田中美波)とよっぴー青山吉能)を抜いた五人での曲となっています(ちなみにこの二人が歌うプラチナサンライズという曲が同アルバムに収録されています)。そんな曲の特徴もあってか、この曲、ライブ映えするのにライブではなかなかお目にかかることのできないレア曲らしいのです。もったいない…! ちなみに僕は運よくはじめていったライブで遭遇することができたのでほんとに恵まれてるなあと思います。

ちなみにその時書いた記事がこちら(そこまで触れてるわけでもないですが)

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Wake Up, Girls! 2nd LIVE TOUR 行ったり来たりしてごめんね! 【セブンティーン・クライシス】

 

こちらの映像を見てもらえば分かるようにこの曲のセンターはみゅーちゃん高木美祐)です。担当カラーはオレンジ

僕はWUGのライブに参加したとき驚いたことがあります。それはUOウルトラオレンジ)をポキポキ折るオタクがいなかったことです。僕のオタク現場のイメージとして落ちサビUOグルグルマン(その名前の通り落ちサビでUOをグルグル回すオタク。光害と言って差し支えないと僕は思います)なる存在はだいたいいる、というのがあったのですが、それが一人もいなかった(少なくとも自分の席からは見えなかった)のです。

ですが、このセブクラに関してだけ言えば会場がめっちゃ明るくなってました。センターがオレンジでこの盛り上がる曲調ですし。セブクラはやはり沼だなあと思いました。

 

何が言いたいのかというとそれだけ盛り上がるよっていう話です。

 

さて。曲の話はこのあたりにしておいて、そろそろ歌詞の方を見ていくことにしましょう。この曲、恋愛と友情のはざまで揺れ動く女の子の気持ちを歌った歌なんです。この歌の主人公はおそらく、16歳のアガペーに出てきた女の子の友達です。ややこしいのでアガペーの女の子を「アガ子」、セブクラの女の子を「セブ美」としておきましょう。アガ子の友人であるセブ美はなんと、アガ子が仙台駅のベデストリアンデッキで仲睦まじくしていた彼に恋心を抱いているのです。いわゆる三角関係というやつです。そのことにある日気づいてしまったセブ美。果たしてアガ子との友情はどうなってしまうのか。曲調がアガペーとは違い激しくなっているのも少女たちの葛藤、揺れ動く心などを表しているのではないでしょうか。

 

新展開 情弱な私

 急接近 想定外の噂

 超進展 失恋の予感

 いろいろあります エブリデイ

 

激震走る、といったところでしょうか。おそらく色恋沙汰などの話題に疎い彼女ですが、ひょんなことから噂を耳にします。

どうやらあいつらいい感じらしい。てか付き合ってるらしい

不思議なものですが恋愛に関する噂って隠していたとしても広まるんですよね。そういうわけで彼女の元にもそうした噂が舞い込んできたわけです。ほんと、高校時代って毎日いろんなことに一喜一憂しますよね。思い返してみると僕の高校時代もそうだった気がします。

 

全然知らなかった

 聞いてませんでした

 ずっと同じ人に恋をしていたなんてね

 

まさかなあ…。思わないよね。お前もあいつ好きだったの!? みたいなね。重い袋をサラッと持ってくれるナチュラルイケメンですからね。そりゃあモテますわ…。ということで、この言い様から察するにとても動揺していることがわかります。知らなかったに加えて聞いてませんでしたとまで言ってるわけですからね。で、ちょっと自嘲気味な感じもします。アンニュイです。

 

なんも話さないのを

 そうね〈嘘〉といわない

 だって積極的な女の子ばかりじゃない

 

ここはどうなんでしょうね。果たして何も言わなかった自分への言い訳かそれとも友達のことを庇おうと考えての言葉なのか。個人的には前者を推していきたいところです。内容的にも、何も言わなかったけど別に嘘はついてないしと、少し苦し紛れの言い訳のように取れます。だって積極的な女の子ばっかりじゃないと自身のことについて語っていますしね。女の子だって当然人それぞれ。アガ子のように駅で出会ったら声をかける子もいればそうでない子もいます。

 

未確認の片思いは

 言葉にしたなら 消えてっちゃいそうだった

 

恋はかくも儚いものです。誰にも話さなかったこの片思い。もちろん彼にも伝えることはできていなかったわけです。だって、この気持ちを伝えてしまったら、この片思いすらできなくなってしまうかもしれない…。その考えに基づいて消極的でいた結果、今回の騒動が起こってしまったと言っても過言ではないわけですが。うーん、難しいところです。

 

女同士の友情 それはときに試されてる

 セブンティーン・クライシス

 大人への階段            」

ここからサビに入ります。恋のいざこざ、これは友情が決裂してしまう可能性のある大きな出来事です。17歳の少女に訪れた危機。ですが同時にこの危機は大人への階段でもあるような気がします。この危機を乗り越えることができたら大人になれるのかな。そうでも思わないとやってられないですよね。余談ですが僕は大人への階段のところのメロディが大好きです。かいだんの歌詞に合わせて段々音が上がっていくのがまさに階段を上っている感じがして好き。天才か。

 

でもね ピンチはチャンス

 むきだしの感情

 セブンティーン・クライシス 

 ぶつけあいたい      」

 

この曲の本当にいいところだなあと思うのは曲調も相まって失恋しているにも関わらずまるで暗さを感じさせないところです。たしかに危機=ピンチではあるわけですがこれは同時にチャンスでもある。普段友達と感情をむきだしにしてぶつかり合うことなんてありませんからね。こういう機会だからこそ存分にそれができる。そうすればきっとより友情を深めることができるんじゃないかな。喧嘩してるはずなのに希望に満ち溢れています。大変強かで良い。

 

新展開 情弱な私

 急接近 想定外の噂

超進展 失恋の予感

 本気だったら うちあけて

 

本気だったらうちあけて。ここもまあ喧嘩しようぜというとアレですがつまりはそういうことですよね。確かにびっくりしたけども、お互い本気だったらしっかり胸割って話そうよってことですよね。青春だ

 

親友 そう呼べる子は

 一生 生きるうちに

 何人出 逢えるかな

 叔母さんに聞いてみたの

 

 親友。口で言ってしまうには簡単ですが今の彼女にはそんなに簡単な問題ではありません。この先の歌詞で判明しますが喧嘩の後、仲直りができていないのです。まあそうですよね。思春期の女子2人が本音の喧嘩をしてしまってはそう簡単には解決できないでしょう。ということで人生の先輩に質問します。ここで母ではなく叔母に聞くのは、母にそうした話を聞くのは少し気恥ずかしかったのかもしれませんね。かわいい。

 

「そうね 恋人より もっと少ないかも」

 なんて笑っていた

 衝撃の事実だった          」

 

恋人よりも親友の数の方が少ない。少し前に恋人を獲得することに失敗した彼女にはそれはあまりにも衝撃すぎる事実でした。友達の大切さにもしかしたら気が付いたのかもしれません。またここではその衝撃の事実を叔母さんが笑いながら話しているという二人の対比も面白いですね。叔母さんももしかしたら昔に似たような経験をしていて、それで笑ったのかもしれませんね。

 

失いたくない存在は

 意地を張っていたら 飛んでっちゃいそうだった

 

飛んでっちゃいそうという表現がどこかおかしくていいですね。もしかしたら「いなくなる」とか「失う」とか直接的な表現を避けたのかもしれません。なんだか現実味を帯びていて嫌ですもんね。

 

お友達が少ない なんて言ったとき寂しそうに

「私がいるでしょ」と 手をつないでくれたね 

 

アガ子、めっちゃ言い子ですね。セブ美はわりかし消極的だったりネガティブだったりする子なのかもしれません。個人的には彼女の気持ちはすごくわかります。なかなか誰かのことを友達だってこちらから言うのは難しかったりします。でもそんな私と手をつないでくれた。美しき友情ですね。

 

今は最後に独り ちょっぴりだけ泣いてくる

 セブンティーン・クライシス

 からの始まり              」

 

なにが終わって、なにが始まるのでしょうか。

 

笑顔で祝福するよ

 大好きな二人のことを

 

うじうじするのはこれで最後。ここからは切り替えてまた歩いていくよ。だから独りの間にちょっとだけ、泣かせてください。子の涙は誰にも見せることはできません。彼女がこっそりとひっそりと流した悔し涙。それはまた決意の涙だったのかもしれませんね。こうして少女は大人の階段を上っていくのです。それは小さくも大きい一歩かもしれません。大好きな二人を笑顔で祝福する。これは彼女なりのアガペーかもしれませんね。

 

喧嘩して 仲直りして

 超親友に なりたいの

 

悔し涙は過去に置いてきました。二人を祝福する決意もできました。あとはあの子との仲直りだけです。ただの親友ではなく超親友です。さあ、二人は無事仲直りできるのでしょうか。

 

夕日 校庭には

 ミュート 無言の風

 決戦 私たちが捜してたのは

 許し合うタイミング   」

 

ここはCメロ部分ですね。物語は最終局面に移ります。セブ美はアガ子を校庭に呼び出します。風が実際に吹いていたのかそうでないのか。どちらにせよ彼女たちの世界を静寂だけが支配しています。そしてここで二人ともがお互いに仲直りしたいと考えていたことがわかります。まさに決戦。少なくとも17歳の彼女達にとってはそうです。もしかしたら人生最大の山場なのかもしれません。

 

「女同士の友情 それはときに試されてる

 セブンティーン・クライシス

 大人への階段    

 でもね ピンチはチャンス

 むきだしの感情

 セブンティーン・クライシス 

 ぶつけあいたい  

 笑顔で祝福するよ

 大好きな二人のことを

 喧嘩して 仲直りして

 超親友に なりたいの        」

 

そして最後の大サビはこれまでのまとめです。これは16歳のアガペーでも同じ手法が使われていましたね。リフレインってやつですかね。只野菜摘さんのすごいところは同じ歌詞を最後の大サビに持ってくるのが使いまわしではなくしっかり意味を持っているようなことですね。ここのリフレインはきっと今までのことの振り返りだと思います。これまでのことを思い出して、噛み締めます。いろいろなことがあったなあと。そしてこれらの全てを糧に少女は大人になっていくのです。超親友の彼女と一緒に。

 

 

 

 

ということで、ここまでセブクラの歌詞を見てきました。曲も相まって非常にエモいですね。エモエモです。ちなみにこのセブクラ以降、18歳の○○とかエイティーン○○といったようなタイトルの曲は残念ながら発表されていません。

しかし!!!2018年1月23日に発売が決まっている

Wake Up,Best! MEMORIAL

というWUGの全曲を網羅しているらしいアルバムがあるんですが、なんとこちらのアルバムに4曲も新曲が収録されるらしいのです。そしてこの前のライブでクリエイター陣が発表されたのですが、その中に広川恵一氏の名前もあったのです…!

 

18歳曲、期待しちゃってもいいんですか…!!!!

 

というわけでもしかしたら18歳の曲も披露される可能性があるわけです。期待しすぎるとなかった時のショックがデカすぎるのでアレなんですが、それでも期待せざるを得ませんよね。18歳はもしかしてテーマは卒業とかでしょうか。

ちなみにこちらのアルバム、CD8枚組(8枚!?)という驚異の充実度なんですが通常版ですとお値段なんと8,888円らしいです。

 

やっすっっっっっっっ…!!??!?!?!?!?!?!???

 

そう思ったそこのあなた、今が買い時です。さあ、予約するのです。

 

 

話が逸れてしまいましたが、まあそういうわけで、期待しちゃってもいいのかなと個人的には思っています。

 

最後になりますが、広川×只野=最高というのを今回の結論にしようと思います。

締めの言葉が見つからなかったので無理やり締めましたがひどいですねこれ。まあ間違ってはないと思うんですが。

 

それでは、また。

 

セブンティーン・クライシス

セブンティーン・クライシス

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Wake Up, Best! MEMORIAL

Wake Up, Best! MEMORIAL