WUG熊本公演 PartIII〜KADODE〜の開幕
僕のWUG熊本公演は熊本行きの電車の中から始まっていたように思う。
なんなら前日よっぴーへの手紙を書いたところからかもしれないが。
福岡の北のほうから熊本までを在来線で行くという暴挙に出た今回。所要時間は2時間半を超え、通過駅は30駅にもなった。
電車での移動中、年末年始忙しくて聴けていなかったぺらじの最終回を聴いた。7人での最終回。WUGちゃんねる!と同様に最終回らしいしんみりは感じられず、最後まで楽しい番組だった。
メンバーの最後の挨拶が印象的だった。
ぺらじでスキルを身につけさせてもらった。これからはしっかり恩返ししていきたいとななみん。ぺらじで話したいことが話せなくなるのでブログで発信ではなく「発散」していくとよっぴー。ぺらじは愛のある番組だと語り、またどこかで会いましょうとみにゃみ。他のメンバーも個性が出ていて、これがWUGちゃんなんだよなぁと最後まで思わせてくれる素敵な番組だった。
KADODE
車窓からどんよりとした空模様を眺めながらツアーPartIIIのタイトルを頭に浮かべる。一つ一つ、終わっていく。新たな旅立ちに向けて。現在大学3年生で今年の3月から就活を控えている僕はなんとなく、家を出て旅を始める、新しい未来へと向かうWUGちゃんに自分を重ねてしまうようなところがある。
……少し、こじつけのような気もするが。
未来の永遠さに僕たちは苦しむ。
そんな歌詞もあったりしますが、今は3/8までとにかく駆け抜ける方が「らしい」し、それ以降の未来のことはまたそれからちゃんと考えていけばいいような気もする。極上スマイルを聴いてたらなんかそんな気がしてきた。
なんの話をしているのかわからなくなってきた。
途中で眠ってしまったので文脈もへったくれも無い。電車移動が長すぎるのが悪い。
なんだかんだで熊本駅まで到着。そこからは徒歩で会場に向かったのですが、熊本は路面電車がある関係で道路が広いですね。この路面電車をよっぴーはずっと使ってたのだろうかなどと妄想しつつ40分ほどで会場に到着しました。
さて、公演自体の感想は別に書くとして。今回僕の中に生じた変化を書いておこう。それはアンコールを思いっきり叫んだことである。
アンコールという文化、アンコールが始まるのが早すぎて余韻に浸れないからあまり好きではないので、ちょっと冷めた気分で光る棒を振る程度に普段はとどめている。
しかし、今回はそうではなかった。もちろん余韻にはしっかり浸りつつ、途中からはしっかりと「Wake Up, Girls!」と叫び続けた。昼夜公演ともである。なぜか。
理由は簡単で、彼女たちの名前を少しでも呼びたいと思ったからだ。「アンコール!」だったら声を出していなかったと思う。僕は気がついてしまったのだ。Wake Up,Girls!と彼女たちの名を呼べる機会、時間にも限りがあることを。
そのことに気づいた僕はとにかく叫んだ。彼女たちが登場するまでずっと。正直少し不安になった。もしかしたら出てこないのでは?
理由はわからない。当然根拠のない不安だし、そんなことはまあ十中八九あり得ないことである。それでも僕は叫んだ。喉が痛かったけれどずっと叫んだ。7人の名前を。噛みしめるように。
僕はあと何回「Wake Up, Girls!」と叫ぶことができるんだろうか。よっぴーが影ナレで言っていたが、ワグナーとしての一瞬一瞬を大切にしていきたいものだ。
これはあいちゃんが言っていたと思うが、ワグナーとWUGちゃんの時間は忙しい年末年始のように一瞬で過ぎ去ってしまうのだから。
追記:帰りの電車に乗ってからふと空を見上げてみると少し雲は残っていたものの、晴れ間がのぞいていました。もしかしたら昨日の公演まで残っていたかもしれないよっぴーの心の中のちょっとしたモヤモヤが、この空模様みたいに少しでも晴れてくれたなら嬉しいなぁなんて考えながら帰路につきました。
「帰るまでが遠足」じゃないですけど、帰り道まで含めて素敵な気持ちになれて本当に最高のライブでした。
ありがとう熊本。絶対また来るからね。